日本のバーをゆく

著:太田 和彦
定価:1,430円(本体1,300円)

名バーは地方にあり! 札幌・やまざき、秋田・レディ、宇都宮・TANAKA、横浜・スリーマティーニ、沼津・フランク、松本・サイドカー、金沢・倫敦屋、京都・祇園サンボア、大阪・堂島サンボア、神戸・サヴォイ北野坂、高知・コリンズバー、福岡・オスカー、鹿児島・池田バー、沖縄・ヴィンテージ、銀座・テンダーなど、厳選33店!


地方に名バーあり。

<いい街、いい酒、いいマスター 厳選33店>
札幌 やまざき/ドゥ・エルミタアヂュ
秋田 レディ/THE BAR 1980
宇都宮 TANAKA/シャモニー
横浜 スリーマティーニ/パパジョン
沼津 フランク/ビクトリー/梅邑
松本 サイドカー/メインバー・コート
金沢 倫敦屋/スプーン
京都 祇園サンボア/カルヴァドール
大阪 堂島サンボア/ウイスキー
神戸 サヴォイ北野坂/キース
高知 コリンズバー/フランソワ
福岡 オスカー/いしばし
鹿児島 池田バー/ハイブリッジ
沖縄 ヴィンテージ/フォックスホール
銀座 テンダー/ルパン/スタア・バー/フォーシーズンズ

バーは東京や大阪など大都会だけのものと思っていたが、地方都市にも本格バーがひっそりと長く続いていた。それらのバーは東京のように流行に左右されることなく昔ながらの本格をきちんと守り、マスターはひとつの職業を続けた風格を持ち、本物のバーは地方にありという確信がわいてきた。「本物のバー」とは、その町に住む人とともに歴史を重ねてきたということ。英語で言う「ネイバーフッド・バー(ご近所バー)」だ。
(あとがきより)

「ジントニックをください」「かしこまりました」タンブラーに氷を投げ入れ、ジン、トニックウォーター、ライム果搾り落とし。おなじみの「ジントニック」を、私はいつもの癖でグラスをしばし高く上げてからスイと飲んだ。「うまい」「どうも」バーカウンターに座った第一声は注文だ。世間話はあと。酒を作っている間は黙って仕事を眺め、できあがると飲み、それから声をかける。
(本文より)

※本書は、『小説現代』平成22年7月号(7月1日発行)から平成23年10月号(10月1日発行)まで、16回にわたり連載された「バーのある街へ」を改題し、加筆修正して単行本にまとめたものです。
※カクテルのレシピは基本的に『ザ・カクテルブック』(社団法人日本バーテンダー協会編著・柴田書店刊)に準拠していますが、バーにより作り方が異なる場合があります。

日本のバーをゆく

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る