波枕 おりょう秘抄
忘れえぬ龍馬の面影。残された妻・おりょうの怒濤の後半生とは。――おりょうらしく生きたい。松兵衛のために、自分のしてやれることをやり通そう。「それでこそ、おりょうや」と、龍馬が手を打って喜んでくれるよう。おりょうらしく生きてみよう。龍馬の人生をわが裡の規矩として。夜通し考えて、おりょうは1つの結論を得た。いや、考えたのではなく、心に熱く感じたのだ。
龍馬と生きた、まぶしすぎる日々。 幕末の英雄、坂本龍馬に愛されたおりょう。妻となり彼の早すぎる死の後も、誇りを胸に生き続けようとした。維新の激しい波を乗り越えて──愛と感動の長編小説

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