十四歳の情景
視力を失い始めた14歳の池山潤。同じ症状に苦しみ1年前に死を選んだ兄・昌義が遺した日記から、視力が消えてから見えてくる「時の情景」を知る。そして、滝口雅也。なぜ、兄貴は彼に私を託したのか――。遺伝子と折り合いをつけ、“此の世の理”に抗おうとした少女が綴った、ある夏の日記。
彼さえいなければ、兄貴は生きていたのに。 私の目から世界が失われてゆく。そして見えてくる情景。兄貴がかつて見ていたものを、私はこれから追いかける……。『地獄番 鬼蜘蛛日誌』著者の衝撃的第2作。
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