曇天に窓があく

著:阿部 牧郎
定価:1,870円(本体1,700円)

下級武士の次男が生き抜く幕末変革期の日々東北小藩の下級武士の次男・風間啓四郎は、人生を変えようと日々あがくが、時代は風雲急を告げ、その波に巻き込まれていく。ベテラン作家による青春時代小説。


希望のかけらがあるかぎり、野心を持って突きすすめ!
愛する女(ひと)と未来を手に入れるため、貧乏藩士の次男坊・啓四郎が歩き始めた幕末波乱の人生。
熱い血潮に燃える幕末の青春を、ベテラン作家が描く。時代小説誌 KENZAN! から生まれた長編時代小説

部屋住みの身の風間啓四郎にとって、御前試合で勝つことは、藩での出世と道場の後継者への道が同時に手に入る、またとない機会。分を心得ていたはずの啓四郎だが、ある日、道場の一人娘・雪乃を見てから、すべてが変わった。が、時代は幕末の混乱期を迎えつつあり、藩の情勢も、啓四郎の身辺も、風雲急を告げる。

曇天に窓があく

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