人間機雷「伏龍」特攻隊

著:瀬口 晴義
定価:1,760円(本体1,600円)

太平洋戦争終戦間際の昭和20年8月――。本土決戦を水際で食い止めるべく、人間機雷部隊が極秘に組織された。訓練自体に危険が伴い、多くの殉職者と行方不明者を出したとされる。ひたすら「死」に向かうだけの特攻潜水訓練がなぜ行われたのか。発案者は誰だったのか? その存在自体がほとんど知られていない「伏龍」。徹底取材を重ねていま明かされる「知られざる戦争」。


「幻の自爆作戦」の真実!
太平洋戦争終戦間際の昭和20年8月――。本土決戦を水際で食い止めるべく、人間機雷部隊が極秘に組織された。ひたすら「死」に向かうだけの特攻潜水訓練がなぜ行われたのか。徹底取材でいま明かされる「知られざる戦争」。

愛する家族が暮らすこの郷土を守るため少年兵たちは「絶望の海」へ潜っていった……。
戦後60年が過ぎ、佐官級の伏龍元幹部のほとんどが他界した。健在の隊員たちも老境に入り記憶も薄れてきた。機密資料が焼かれていることを考えると、犠牲者の全容をつかむことは難しい。ただ、間違いなく言えることは「本土決戦」を間近にした張り詰めた雰囲気の中で、隊員の命は限りなく軽かったということだろう。――<本文より>

人間機雷「伏龍」特攻隊

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