巨海に出んと欲す

著:金 重明
定価:2,090円(本体1,900円)

陸の掟にとらわれず、遠い海の彼方を見据えた男・藤原純友。大きすぎる器ゆえに、闘いを宿命づけられた男・平将門。京都朝廷が腐敗の極みに達した十世紀。瀬戸内の海を闊歩する海賊衆を束ねた藤原純友は、遊女、傀儡(くぐつ)衆、碧眼の美しい兵(つわもの)など、律令の枠からはみ出した「異端」たちを、不穏な空気が渦巻く東の国に放つ。


平将門と藤原純友。
ふたりの将はなぜ同時に乱を起こしたのか。

それは、古代と中世の狭間で起こった最大のミステリー。
日本歴史文学の「空白地帯」に斬り込む歴史ロマン小説。

陸の掟にとらわれず、遠い海の彼方を見据えた男・藤原純友。大きすぎる器ゆえに、闘いを宿命づけられた男・平将門。京都朝廷が腐敗の極みに達した十世紀。瀬戸内の海を闊歩する海賊衆を束ねた藤原純友は、遊女、傀儡(くぐつ)衆、碧眼の美しい兵(つわもの)など、律令の枠からはみ出した「異端」たちを、不穏な空気が渦巻く東の国に放つ。

いまだ謎に包まれる平将門・藤原純友の乱を、斬新な発想で描き尽くす、歴史エンタテインメント小説の新たな傑作!

巨海に出んと欲す

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