「みにくいあひるの子」だった私
「だれにだって告白したい心のキズはある」
親も知らない、友だちにも言えない、恋人だってわかってくれない……。
いじめっ子が、私が小学校から帰宅するのを待ちかまえていて、「ヤーイ、外人、外人」とはやしたてては、石をぶつけたりする。
「お願いだから、高校も行ってちょうだい。やめるなんて言わないで」母は私をあつかいかねて、ノイローゼ気味になっていった。
本当に彼のことを好きだと思っていたのは、5年間のうちの半分の2年半ぐらい、残り2年半は、完全に意地だけ。――本文より
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