ユーモアは老いと死の妙薬
心安らかに死を迎えるための「生き方」の処方箋。
1995年の春、私自身、生と死が表裏一体であることを切実に体験させられた。
……細胞検査でガン細胞が発見されたため、1ヵ月ほど入院して大腸の一部を切除する手術を受けた。
今まで自分の健康を過信していただけに、患者の心理の揺れ動きや、医療関係者の対応の難しさを実感させてくれた。
……これは1つの大きな転機だった。人生の危機というのは、自己の価値観を見直すために与えられる、神からのプレゼントだと改めて痛感した。――(本文より)
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