流されゆく日々(抄)一九八八~一九九五年
As time gose by1988~1995
流れる季節流れぬ記憶。
80年代の後半から現在までは、毎日1回分ずつ書いてきた。ほとんど1日のストックもなく、毎晩、翌日に発売される誌面のための原稿を国内はもとより世界各地からFAXで送りつづけてきたのだ。この、原稿のストックを要求しないというところに、〈日刊ゲンダイ〉のつよさと魅力があるように思う。とにかく未明までに原稿を入れさえすれば、その日の午後にはキオスクでその文章が売られているのだ。もちろん、そんなサーカスの綱渡りのようなきわどい仕事がきょうまで続いたのは、創刊以来、じつに20年にわたって担当してくれているA氏や、編集スタッフの忍の一字あってのことではあるが。──〈作者のことばより〉
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