新・平家物語(九)

著:吉川 英治
定価:880円(本体800円)

源平それぞれに明日の運命を賭けた寿永2年。――ひとくちに源氏といっても、頼朝は義仲を敵視しているから、三つ巴の抗争というべきであろう。最初の勝機は義仲がつかんだ。史上名高い火牛の計で、4万の平家を走らせた倶利伽羅(くりから)峠。勝ちに乗じた義仲は、一気に都駈けあがる。京洛の巷(ちまた)は阿鼻叫喚。平家は都落ちという最悪の事態を迎えるが、一門の心は決して1つではない。


火牛の計で平家の大軍を走らせた倶利伽羅峠。勝ちに乗じた義仲は平家を追って、一気に都へ駈けあがる。京洛の巷は阿鼻叫喚。平家は一門都落ちという最悪の事態を迎えた。しかし、一門の心と心は同じではない。

新・平家物語(九)

書店によって取り扱いがない場合もございますので、あらかじめご了承ください。電子書籍での価格は紙の本と異なる場合がありますので、詳しくは各電子書店でご覧ください。

書店在庫を見る

オンライン書店で見る