源頼朝(一)

著:吉川 英治
定価:902円(本体820円)

『宮本武蔵』の圧倒的な好評を受けて、著者は次作の題材を吟味した。そして朝日新聞紙上を飾ったのが『源頼朝』である。これには“小説日本外史”の副題がついている。歴史を濶歩した代表的日本人を次々に登場させる構想で、その第1に、源頼朝が選ばれた。まさに頼朝こそ、源平抗争の英雄であり、700年の武家社会を築いた巨擘(きょはく)である。著者は武将頼朝の周辺に鋭く肉薄していく。

源頼朝(一)

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