江戸三国志(一)
尾州徳川家の7男坊万太郎の邸から、将軍家拝領の鬼女面をまんまと盗み出したのは、大盗日本左衛門。面箱の底には“御成敗(おしおき)ばてれん口書(くちがき)”も隠されていた。その口書によると、日本で客死した羅馬(ローマ)の貴族ピオの遺品“夜光珠の短剣”には、莫大な富と名誉が秘められているという。その行方をめぐり、万太郎と近侍の相良金吾、ころび伴天連(バテレン)の娘お蝶、丹頂のお粂などが入り乱れる伝奇ロマン。
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