二代目梅若実について能を習い初めた4歳。渡米留学した14歳。厳しい教育をうけ、後欧州にも赴く。爾来、古典芸能・文学・美術工芸に造詣を深め美を追究。著者の芸術観の“核”となる能楽論、最初期の「お能」のほか「梅若実聞書」「老木の花」を収録。実践に裏打ちされ平明、簡潔、強靱な筆致で綴ったエッセイ集。
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