戦国を斬る

著:白石 一郎 解説:石井 富士弥 装丁:岸 顯樹郎 装画:西 のぼる 装丁:宇野 亜喜良
定価:545円(本体495円)

多々良一学は、慶長・元和の戦国豪傑の気風を残す、武辺者だった。しかし、戦国の気風が色あせた寛永の今、この男は、周囲に、はなはだ迷惑な男であった。強姦同然で妻とされたおくにの苦労も、人一倍。そんな一学が、今度は主君のあとを追って、切腹! 「武士道友情」の悲哀と奇妙さを描き出す、絶品の表題作ほか、7編の秀作を収録。

戦国を斬る

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