京の小袖

著:芝木 好子 解説:富岡 幸一郎 装丁:菊地 信義 装画:田渕 俊夫
定価:385円(本体350円)

結婚をめぐって揺れ動く女心をきめ細かに描き、高雅な香りあふれる短編小説集。忍ぶ恋に悔いのない生き方を想い、密やかな愛のなかで男の優しさを求める女の心情。「幻の辻ケ花」と呼ばれる家康着用の小袖を、京都・南禅寺でかつての恋人とともに見る知佐子を描く表題作など、現代の女の生き方を問う名品8編。

京の小袖

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