淀どの哀楽(下)

著:安西 篤子 装画:朝倉 攝
定価:400円(本体364円)

豊臣秀吉は茶々を愛し甘やかすが、側室の身は幸せとはいえなかった。激動の戦国に、大切なものは浅井の姫としての誇りであった。秀吉亡き後、遺児・秀頼を守って徳川家康の野望に抗するが、大坂夏ノ陣の炎の中に、武門の娘として潔く滅んでゆく。戦国の男たちの興亡に深くかかわった浅井三姉妹の運命の変転を、美しい茶々の真率な人柄と女の魅力を軸に描く傑作長編小説。<全二冊>

淀どの哀楽(下)

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