湯葉・隅田川・丸の内八号館

著:芝木 好子 解説:高橋 英夫 装丁:菊地 信義 装画:小倉 遊亀
定価:513円(本体466円)

徳川瓦解により禄を離れた幕臣の娘が、湯葉商の養父を助け奮闘する。その半生を細やかな筆で描く、女流文学者賞受賞作「湯葉」。浅草の高級呉服店を舞台に、大正期の趣味人を彷彿させる「隅田川」、ほかに「丸の内八号館」を収録。明治・大正・昭和三代の女の系譜、庶民の生活と時代を見事に描き上げた代表三部作。

湯葉・隅田川・丸の内八号館

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