鬼恋童

著:赤江 瀑 解説:上村 一夫 装丁:辻村 ジュサブロー
定価:430円(本体391円)

萩焼の窯元に代々秘蔵されてきた、古萩「白虎」。凶々しい伝説に包まれた名器が歴史の闇から浮かび上がった時、惨劇は始まった。表題作「鬼恋童」の焼物、「阿修羅花伝」の能面、「炎帝よ叫べ」の隈取り――伝統の美に囚われた人たちは、官能の暗い情動のままに破滅への道をひた走る。耽美派の鬼才が描く妖美世界。めくるめく伝奇ロマン、赤江文学の傑作5編。


耿美派の鬼才・赤江瀑の妖異華麗な物語世界門外不出の名器として凶々しい伝説に包まれていた白虎が歴史の闇から浮びあがった時,血の惨劇が…….表題作はじめ赤江美学の頂点「阿修羅花伝」など6編収録.

鬼恋童

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