岸信介と保守暗闘 昭和の宰相5

著:戸川 猪佐武 装丁:市川 英夫 装画:生頼 範義
定価:528円(本体480円)

左右社会党の統一と民社党の分裂など政党は派閥抗争を重ねた。吉田から鳩山へ、鳩山から石橋湛山を経て岸信介へと続く政権の座をめぐる激しい確執。今日まで連綿と続く保守派閥抗争の構図ーー吉田退陣後、念願の政権の座についた鳩山は、日ソ交渉調印後引退した。後継をめぐる党内の派閥争いは激しく、その構図は今日にまで及んでいる。石橋湛山の病気退陣後、組閣した岸信介は、日米安保条約の改訂を企図した。反安保の運動は高潮し、与野党も賛否両論が渦巻いたが、岸内閣は強行採決に踏みきった。

岸信介と保守暗闘 昭和の宰相5

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