真夏の妖雪

著:小林 久三 解説:権田 萬治 装丁:菊地 信義 装画:南 正雄
定価:418円(本体380円)

天保15年の真夏、古河の城下で若い岡っ引きが殺された。目撃者はいないが、彼は当時、江戸の牢から逃走した有名な蘭医・高野長英をさがしていた、という。長英が犯人なのか? そしてもう一つの謎は、被害者の懐中にあった雪! 真夏の雪は、何を意味しているのか。歴史の一断面を巧みに推理小説に盛りこんだ秀作集。

真夏の妖雪

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