戦国期の室町幕府

著:今谷 明
定価:1,100円(本体1,000円)

土一揆の勃発、足軽・町衆の台頭――
戦乱の京都、民衆たちは歴史の表舞台に登場した

民衆が歴史の表舞台に登場し、日本文化の伝統が形成された戦国時代の京都。その実像とはどのようなものか。本書は山門と五山の争い、幕府財政、警察制度、徳政一揆等を素材に政治経済都市としての中世末期の京都を概観、応仁の乱後の自治都市成立までを精緻な論証に基づいて活写する。中世史研究に一石を投じ高い評価を得た幻の名著、待望の文庫化。

戦国期の室町幕府

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