民間暦
民間に古くから伝えられてきた行事の多くは、地方によってその方法を異にし、雑多な様相を呈しているが、その底には各地共通の原則が見られる。本書は、そのような行事のひとつひとつを自らの足でつぶさに探し求め、地域の特異性を考慮しながら、それらを体系化することによって日本人一般のものの考え方、労働の仕方を浮き彫りにしたものである。常民の暮らしの折り目をなす暦の意義を詳述した、宮本民俗学の代表作の1つといえよう。
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