近世日本国民史 明治維新と江戸幕府(3)

著:徳富 蘇峰
定価 : 本体460円(税別)

慶応三年十月十三日、将軍慶喜は各派の重臣を二条城に召集、徳川二百六十余年間にわたる政権を朝廷に返上せんとの決意を告白。これを諮問。実に同じ日、薩・長・芸三藩士、岩倉具視の手により討幕密勅の消息を承領。かかる歴史的緊迫の折しも、維新回天の鴻業に己の総てを賭した先覚者坂本龍馬・中岡慎太郎の両雄、近江屋新助方二階にて刺客に襲われ、その尊き鮮血を大改革の祭壇にく。報に接し、岩倉潸然涙を流して痛嘆すという。

近世日本国民史 明治維新と江戸幕府(3)

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