自分をどう表現するか
表現されない実力や心は、ないも同じ。なのに表現下手はなお続く。信頼や愛情を勝ちえ、相手の意見を変えさせるには?言葉・表情・身ぶりなど、魅力的な自己表現を追究する。
顔の表情がすべてを決める――アイコンタクト(見つめ)とスマイルを中心とした顔の表情は、実は、言葉の伝達効果をくつがえしてしまうくらい重要な意味をもっているのです。ある言葉を言う時に、1.言葉そのものと、2.声の調子などの周辺言語、3.顔の表情、の三者の組み合わせをそれぞれ変えてみて、聞く人の受け取る好感と反感を調査した「好意の総計(トータル・ライキング)」……は次のようになりました。好意の総計=言語7%+声などの周辺言語38%+顔の表情55%……ある感情を伝えるのに一番大きな役割を果たしているのが、顔の表情であることは事実だと言えます。結婚式のスピーチを頼まれて挨拶する時に、言葉の練習はするのに顔の表情までは考えていないという人が、日本人では大半を占めることでしょう。けれども右の結果からしても、鏡に映したり、ビデオに撮ったりして、言葉に顔の表情をつけて練習することをお勧めします。――本書より
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