マヤの一生

著:椋 鳩十 解説:鳥越 信 装画:中谷 千代子 装丁:亀倉 雄策
定価:342円(本体311円)

マヤがわたくしの家に着いた時は、片手にのる程の小さな犬だった。マヤは、はじめに抱いてくれた次男に、一番なついていた。ニワトリのピピ、ネコのペルとも仲良く暮していたが、戦争が激しくなった時、国からマヤを殺すようにと通知が来た――戦時下、動物と人間との愛のドラマを淡々たる筆致で描いた、動物文学の名作。赤い鳥文学賞受賞。

マヤの一生

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