ピラミッド社会の底辺から

著:森村 誠一 解説:佐高 信 装丁:亀倉 雄策 装丁:菊地 信義 装画:南 正雄
定価:330円(本体300円)

企業組織の力を個人の力として錯覚し、転落するエリート。通勤を急ぐあまり路上の病者を死なせてしまう、群衆という名の殺人者。身分をひた隠しして男性社員との恋を謳歌した、社長令嬢の誤算。――ビジネス社会の残酷な底辺でうごめき、出世や左遷、そして屈辱の日々を送る、サラリーマンの生きざまを考現し、痛烈に描破した、掌編小説集。

ピラミッド社会の底辺から

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