ピカゴロウ
ピカッ!
ある日、ひなちゃんがお部屋で遊んでいると、空がまぶしく光りました。
すると、突然何かが落ちてきました。
ゴロゴロゴロゴロ―ッ!
大きな音を立て、転がってきたのは・・・・・・・。
なんと小さなカミナリさま!
ところが、この小さなカミナリさまには、名まえがありません。そこで、ひなちゃんは、カミナリさまに、「ピカゴロウ」という名まえをつけることにしました。大喜びのピカゴロウでしたが、いつの間にか、空は雲一つない青空に。これでは、雲の上のおうちに帰れません。ピカゴロウは、雲を呼ぶために、必死に太鼓をたたき始めるのですが……!?
二人の心温まるやりとりに、思わずほっこり。
読後感もさわやかな快作です。
第37回講談社絵本新人賞受賞作。
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