水戸黄門(四)中将鷹(下)
父・頼房のあとをついで、水戸家2代のあるじとなった光国は、再婚もせず、兄の高松城主・頼重の長子・綱方を世嗣にもらいうけ、その大成を楽しみにしている。4代将軍・家綱の継嗣問題に、その弟・館林綱吉をおし、天下の副将軍としての貫録はいよいよその重さを加え、いまや41歳の男盛りとなった。
新婚の夢冷めぬうちに先だった妻。光国は悲しみの中にも大日本史編纂に打ち込む。侍女に懐妊させ、水子にせよと厳命したわが子は兄頼重のもとで無事に。しかし父頼房を失い、重責はひとり光国の肩に‥‥。水戸家二代目の主となった光国は、いまや四十一歳の男盛りとなった。四代将軍家綱の継嗣問題に当たっては、その弟館林綱吉を推し、名実ともに天下の副将軍としての貫禄はいよいよ重みを増してきた。〈中将鷹 上下 全八巻〉
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