海音寺潮五郎短篇総集(一)

著:海音寺 潮五郎 解説:磯貝 勝太郎 装丁:亀倉 雄策 装画:中 一弥
定価:506円(本体460円)

歴史文学の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短編80余編を全8巻に編成。武士の潔さ、日本人の美意識を追求した作家の精髄がここに。第1巻は処女作「うたかた草紙」、実録文学「大老堀田正俊」、西南戦争を背景とした「南風薩摩歌」、忠臣蔵の片岡源五右衛門を通して武士道観を描く「白菊」など、著者が作家としての地位を確立させた記念碑的作品群12篇を収録する。


歴史文学の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短編小説80余編を全8巻に編成。武士の潔さ、日本人の美意識を追求した作家の精髄がここに。
第1巻には、
昭和4年の処女作で伝奇的時代小説「うたかた草紙」
江戸時代前期の武士道精神を描いた「千石鶉」
実録文学「大老堀田正俊」
西南戦争を背景とした「南風薩摩歌」
同じく西南戦争での士族の孤児の出陣を描く「唐薯武士」
薩摩隼人の生き方を描いた「柚木父子」
薩摩兵と官軍の諜者の話「風塵帖」
彰義隊の戦いを背景とする「太田の源さん」
薩軍の兵士と角力好きな少年の話「千石角力」
久留米藩士淵上郁太郎、謙三兄弟を描く「淵上兄弟」
西南戦争中の旧会津藩士の物語「黄昏の丘」
忠臣蔵の片岡源五右衛門の苦衷を描く「白菊」
以上12篇を収録。

海音寺潮五郎短篇総集(一)

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