うちの旦那が甘ちゃんで 鼠小僧次郎吉編

著:神楽坂 淳
定価:693円(本体630円)

奉行から月也に「深川飯を食べろ」との奇妙な指令が。沙耶と二人でご当地を探っていると盗賊と会うことに……好評書下ろし時代小説!

文政八年、月也が沙耶を小者にしたばかりの頃、奉行の筒井から奇妙な指令を受ける。沙耶を連れて一番美味しい「深川飯」を探せというのだ。月也は早速沙耶に事情を話し、ご当地の深川に二人で繰り出すことにする。こういう訳のわからぬ指令が出るということは、きっと「訳あり事件」に違いない。沙耶は月也と深川飯を食べ歩くと同時に、音吉や牡丹に協力を要請する。そして、庶民に盗んだ金の一部を与える「義賊」の情報を得、また木づくり職人の次郎吉という男を紹介してもらい、足を洗おうとしている盗賊であることがわかる。おかしな指令が少しずつ結びついていく……。

うちの旦那が甘ちゃんで 鼠小僧次郎吉編

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