人生の締め切りを前に 男と女、それぞれの作法

著:田原 総一朗 著:下重 暁子
定価:924円(本体840円)

年を重ね自らの死を意識したとき、男と女で感じ方や備えはどこまで変わるのか。生き方の達人どうしが初対談。年々、夫や妻の気持ちがわからなくなるあなたに送る。

「妻を亡くし、もう生きていてもしょうがないと思って、青酸カリを手に入れようかと考えたこともありました」「僕は下重さんと違って、弱い人間なんです」……テレビで見せる姿と違い、87歳になってひとりで生きることの意味を見つめる田原氏。それに対し、老境を迎えた生き方について数々のベストセラーを執筆する85歳の下重氏はどう答えるか。
 定年を迎えたサラリーマンの男たちはなぜ急に弱くなるのか、夫を喪った妻と妻を喪った夫の違い、生きているうちから死後の手続きを始めることの是非、理想の最後など、高齢化社会を生きる知恵と名言が満載です。

主な発言)
誰かに求められているという実感がなにより大切です(下重)
男は定年退職しても、「元○○」なんだ(田原)
断捨離は自分の生きてきた証を捨てるのと同じ(下重)
「朝生」の放送中に死ぬのが理想の最後です(田原)
検査結果が正常値から多少はみ出しても、それがどうした(下重)
僕は自殺した西部邁の気持ちがよくわかるんです(田原)
服に気を遣わないのは、その日を真剣に生きていない証拠(下重)
やることがないっていうのは、探していないことの言い訳(田原)
開き直るのは女性のほうが男性より得意(下重)
僕は女房の骨をまだ自宅に置いてあるんです(田原)
損か得かという基準でものを考える人は、例外なくつまらない(下重)
男はね、70代になってもセックスしたいんです(田原)
人間は、昨日と今日で違う自分を見つけることもある(下重)ほか

人生の締め切りを前に 男と女、それぞれの作法

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