知っている人だけが勝つ 仮想通貨の新ルール

著:小島 寛明 著:ビジネスインサイダージャパン取材班
定価:924円(本体840円)

仮想通貨を巡るルールが大きく変わろうとしている。ひとつは価格を巡るルールだ。ビットコインの価格はこれまでずっと上昇曲線を描き続けてきたが、これからはいつ買い注文を出し、いつ売り注文を出すのか、ジリジリとした判断が必要なフェーズに入った。もうひとつは、仮想通貨間の競争だ。横並びの時期は終わり、本格的な仮想通貨間の競争が始まる。ゲームのルールが変わるとき、勝つのはいつも新しいルールを熟知する人たちだ。


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仮想通貨を巡るルールが大きく変わろうとしている。
ひとつは、価格を巡るルールだ。
代表的な仮想通貨であるビットコインの価格は2009年に取引が開始されて以来、何度かの暴落局面はあったものの、全体としては、ずっと上昇曲線を描き続けていた。
これまで、仮想通貨を購入する人たちの「投資方針」は、信じて抱えておくことだった。ネット上では「ガチホ」(ガチでホールド)と呼ばれている。2017年には日本でも、実際に仮想通貨を信じてきた人たちの中から、1億円を超える含み益を抱える「億り人」が何人も誕生した。
しかし、2017年のブームは終わり、2018年に入って以降、価格の下落傾向が続いている。いまは価格が下がっていても、いずれは価格が上がる可能性があるしれないが、ガチホだけで多額の利益を出すことができた時期は、「古きよき時代」になった。
仮想通貨の売買で利益を出したいと考える人にとっては、株や為替と同様に、いつ買い注文を出し、いつ売り注文を出すのか、ジリジリとした判断が必要なフェーズに入った。

もうひとつは、仮想通貨間の競争だ。
現在、1500種類を超える仮想通貨が流通していると言われている。これまでは基本的に、ビットコインの値上がりに引っ張られる形で価格が形成されてきた。ビットコインが上がれば、ほかの通貨も値上がりする。これがルールだった。
しかし、このルールも変わろうとしてる。次は、本格的な仮想通貨間の競争だ。
これまで、およそ10年かけて仮想通貨の「壮大な社会実験」が行われてきたと言われる。実験から、実生活に仮想通貨が入ってくるフェーズは間近に迫っている。

ゲームのルールが変わるとき、勝つのはいつも、新しいルールを熟知する人たちだ。

知っている人だけが勝つ 仮想通貨の新ルール

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