ひそやかな花園

著:角田 光代
定価:836円(本体760円)

幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。――このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――。すべての命に祝福を捧げる物語。


私たちがいま、ここに生きているということ。生まれてきたということ。
『空中庭園』『八日目の蝉』『ロック母』『対岸の彼女』――
家族、父、母、子、友を書き続けてきた著者だからこそ描けた、
角田光代の渾身作。
生まれてくる命のすべてに祝福を贈る、大切な物語。

幼いころに、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。
7人の関係は、兄弟姉妹のようでもあり、ライバルでもあり、またそこにはほのかな恋心も芽生えていた。輝かしい夏の、大切な時間だった。
しかし、そのサマーキャンプは、ある年を境に突然立ち消えになっていた。
時は経ち、大人になった7人は、不安定な生活をどうにかしようとしていたり、成功していたり、悩みを抱えていたり――別々の人生を歩んでいた。
そしてあるきっかけで、一人が「あの集まり」の謎を探り始める。

このキャンプはどんな集まりだったのか、なぜ突然なくなったのか。

そして7人が再び集まり、「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道は――

読後、必ず光を見る、すべての人に捧げる物語。
解説/平松洋子

ひそやかな花園

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