青春の門 第七部 挑戦篇
未知の時代を目前に、嵐の前の静けさが日本を覆っていた1960年。伊吹信介(いぶきしんすけ)はタバ風の吹き荒む江差(えさし)にいた。そこで会ったオーストラリアの友人・ジョンの「あなたは一度日本を出てみるべきです」という言葉に惑(まど)う信介。特攻船やソ連との関係に揺れる函館を訪れたとき、彼の背中を押す風が吹く。世代を超えて読みつがれる不滅の大河ロマン。(講談社文庫)
あの衝撃的な主人公伊吹信介はどこにいる。伊吹信介は、北へ旅立つ。激風の江差の町に彼を追う黒い影。そして混血の美少女、立原襟子。新たに会う友情と青春の憂愁に彩られた冬の日々。大河小説の決定版!
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