女妖啼笑 はるかな女たち

著:奥野 信太郎
定価:1,320円(本体1,200円)

「ぼくは生れて眼に麗色をみることを、ことのほか喜ぶ癖をもっている」――この告白で始まる「愛婉癖」の由来を、幼き日の古き良き東京の風景の中に、長じて友との遊興の中に、また戦時下の北京の生活の中に追懐する-ヴィタ・セクシュアリス-。
中国文学者、粋人奥野信太郎が、明治・大正・昭和と移ろう都市風俗と男女の道の風流を、滋味あふれる文体で描く随筆集。

女妖啼笑 はるかな女たち

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