内容紹介
藤澤清造生誕130年--二人の私小説作家、交感する魂の記録
父親の犯罪から一家離散し、十五歳から独り東京を流浪。その途次で出会った藤澤清造。芝公園で狂凍死したこの大正期の私小説作家に傾倒し、“歿後弟子”となった西村賢太が綴る“師”の孤影と残像。交感する魂の響き。さらに下町、江戸川の畔に生まれ育った著者が、東京という自らの<故郷>について語る、「小説現代」誌の名物連載エッセイ「東京者がたり」を合わせ、二人の私小説作家、二つの人生を横断的に描き出す名随筆集。
製品情報
製品名 | 藤澤清造追影 |
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著者名 | 著:西村 賢太 |
発売日 | 2019年05月15日 |
価格 | 定価 : 本体680円(税別) |
ISBN | 978-4-06-515510-3 |
判型 | A6 |
ページ数 | 336ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 藤澤清造追影|「藤澤清造――自滅覚悟の一踊り」…「北國文華」第7号(北國新聞社)2001年3月、「藤澤清造 略年譜」「『藤澤清造全集』編輯にあたって」…『藤澤清造全集』内容見本 2000年12月、「清造忌 雪に埋もれず 藤澤清造歿後七十年に」…「北陸中日新聞」朝刊(中日新聞社北陸本社)2002年3月3日、「戯作者を目指した“文士道”」…「藤澤清造歿後七十年記念展」解説パネル(石川近代文学館)2002年4月、「藤澤清造と故郷」…「石川近代文学館ニュース」第19号(石川近代文学館)2002年9月、「どうで死ぬ身の一踊り」…「季刊文科」第23号(北溟社)2002年10月号、「藤澤清造」…『石川県人名事典 現代編八』(石川出版社)2002年12月、「「清造忌」を営んで」…「北陸中日新聞」朝刊 2003年4月6日、「清造忌」…「文學界」(文藝春秋)2005年3月号、「藤澤清造と田山花袋――その接点の一端」…「花袋研究学会会誌」第23号 2005年3月、「「女地獄」を憶う」…「新潮」(新潮社)2005年11月号、「藤澤清造の名刺」…「群像」(講談社)2006年1月号、「清造戯曲の初上演」…「季刊文科」第35号(島影社)2006年7月号、「十年一日」…「北國文華」第31号 2007年3月、「私のこだわり 「墓」」…「本の旅人」(KADOKAWA)2008年6月号、「骨がらみ」…「群像」2009年8月号。 『東京者がたり』は2015年10月に小社より刊行された同単行本を再編集し、収録しました。 |
お知らせ・ニュース

イベント
『坂の上の赤い屋根』(徳間書店) 『瓦礫の死角』(講談社) 刊行記念 真梨幸子×西村賢太「極上のイヤミスと比類なき私小説が交わるところ」 開催!
◆日時:2020年1月13日(月)19:00~
◆会場:本屋B&B(東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F)
◆入場料(税別):前売1,500円+ドリンク500円/当日2,000円+ドリンク500円
※詳細は、リンク先の開催書店のホームページでご確認ください。
◆会場:本屋B&B(東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F)
◆入場料(税別):前売1,500円+ドリンク500円/当日2,000円+ドリンク500円
※詳細は、リンク先の開催書店のホームページでご確認ください。

イベント
『瓦礫の死角』刊行記念 西村賢太さん×日下三蔵さん トークショー「古書の深淵を語らう 2019」 開催!
◆日時:2019年12月18日(水)19:00~
◆会場:八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー(東京都中央区八重洲2-5-1)
※申込方法など詳細は、リンク先の開催書店のホームページをご確認ください。
◆会場:八重洲ブックセンター本店 8F ギャラリー(東京都中央区八重洲2-5-1)
※申込方法など詳細は、リンク先の開催書店のホームページをご確認ください。