内容紹介
ドイツ在住の詩人が飄々と綴った「闘病小説」。長年ミュンヘンで暮らす「私」は、ある日、前立腺がんと診断された。 手術、リハビリセンターでの3週間、その後の放射線治療、そして得たものは、臍の下の空洞と……。
がんの話がこんなに面白くてよいのだろうか…。 ドイツ・ミュンヘン在住の詩人が飄々と綴った「闘病小説」。
ドイツでのがんの宣告、手術、リハビリ訓練、放射線治療、そして得たものは、臍の下の空洞と…。
柴田元幸氏推薦――「前立腺を除去してみれば、おくのほそ道、ダンテの宇宙。詩と散文の、どこか怪しげな、にもかかわらず(否、だからこそ)胸に迫る融合。」
製品情報
製品名 | 前立腺歌日記 |
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著者名 | 著:四元 康祐 |
発売日 | 2018年11月29日 |
価格 | 定価 : 本体1,850円(税別) |
ISBN | 978-4-06-513806-9 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 290ページ |
初出 | 「奥の細道・前立腺」…「群像」2018年2月号、「尿道カテーテルをつけたまま詩が書けるか?」…「群像」2018年4月号、「シェーデル日記」…「群像」2018年7月号、「わが神曲・放射線」「春雨コーダ」…「群像」2018年9月号。 |