昭和期デカダン短篇集

講談社文芸文庫
ショウワキデカダンタンペンシュウ
昭和期デカダン短篇集
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内容紹介

敗戦後の昭和20年代、そして高度経済成長と新左翼運動の昭和40年代。
世を根底から疑い、これに背を向け、あるいは反逆しようとする「デカダン文学」なるものが、とりわけこの二つの時代を中心に現れ出た。
頽廃、厭世、反倫理、アナーキー、およびそこからの反転。
昭和期のラディカルな文学的実践十三編を照射し、その背後に秘められた思想的格闘を巨視的に読みなおす。

〈収録作品〉
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」
宮嶋資夫「安全弁」
坂口安吾「勉強記」「禅僧」
太宰治「花火」「父」
田中英光「離魂」
織田作之助「影絵」「郷愁」
島尾敏雄「家の中」
三島由紀夫「憂国」
野坂昭如「骨餓身峠死人葛」
中上健次「十九歳の地図」
(計13篇)

目次

  • セメント樽の中の手紙
  • 安全弁
  • 勉強記
  • 禅僧
  • 花火
  • 離魂
  • 影絵
  • 郷愁
  • 家の中
  • 憂国
  • 骨餓身峠死人葛
  • 十九歳の地図

製品情報

製品名 昭和期デカダン短篇集
著者名 編:道籏 泰三 著:太宰 治 著:織田 作之助 著:坂口 安吾 著:野坂 昭如 著:中上 健次 著:島尾 敏雄
発売日 2018年10月12日
価格 定価 : 本体2,100円(税別)
ISBN 978-4-06-513300-2
判型 A6
ページ数 416ページ
シリーズ 講談社文芸文庫
初出 初出/底本:葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」…1926年「文芸戦線」/『葉山嘉樹全集1』(1975年 筑摩書房刊)、宮嶋資夫「安全弁」…1922年「解放」/『宮嶋資夫著作集3』(1983年 慶友社刊)、坂口安吾「勉強記」…1939年「文体」/『坂口安吾全集3』(1990年 ちくま文庫刊)、坂口安吾「禅僧」…1936年「作品」/『坂口安吾全集3』(1990年 ちくま文庫刊)、太宰治「花火」…1942年「文芸」/『太宰治全集5』(1989年 ちくま文庫刊)、太宰治「父」…1947年「人間」/『太宰治全集9』(1989年 ちくま文庫刊)、田中英光「離魂」…1949年「新小説」/『田中英光全集7』(1965年 芳賀書店刊)、織田作之助「影絵」…初出不明・1947年3月 作品集『怖るべき女』所収/『織田作之助全集7』(1970年 講談社刊)、織田作之助「郷愁」…1946年「真日本」/『織田作之助全集7』(1970年 講談社刊)、島尾敏雄「家の中」…1959年「文学界」/『島尾敏雄全集5』(1980年 晶文社刊)、三島由紀夫「憂国」…1961年「小説中央公論」/『花ざかりの森・憂国』(1968年 新潮文庫刊)、野坂昭如「骨餓身峠死人葛」…1969年「小説現代」/『野坂昭如コレクション2』(2000年 国書刊行会刊)、中上健次「十九歳の地図」…1973年「文藝」/『中上健次全集1』(1995年 集英社刊)。

著者紹介

編:道籏 泰三(ミチハタ タイゾウ)

専門領域はドイツ文学・思想。1976年京都大学文学部独文科卒。79年同大学院修士課程修了。弘前大学を経て98年京都大学教授。2015年、京都大学定年退職。著書『ベンヤミン解読』『堕ちゆく者たちの反転--ベンヤミンの「非人間」によせて』、訳書『来たるべき哲学のプログラム』(ベンヤミン)、『アレゴリーとしての文学――バロック期のドイツ』(W・エムリッヒ)、共訳『フロイト全集』、編著『空吹く風・暗黒天使と小悪魔・愛と憎しみの傷に 田中英光デカダン作品集』など。

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