内容紹介
青春期。
数えても数えきれない複雑な思い、葛藤を抱え、少女たちは大人になっていく――。
「白線と一歩」……一番の親友だけど、負けたくない。あの子には。
「赤点と二万」……ズルいと思われたくない。でも損もしたくない。
「側転と三夏」……私は空っぽなんかじゃない。もっと私を見て!
「作戦と四角」……私って、人からどんな風にみられてるんだろう?
「漠然と五体」……はみ出したくない。でも、たまに息がつまりそうになる。
――この作品に出てくる誰もが自分だった。(高校生・女子)
――誰にも言えなくて張り裂けそうになる、そんな気持ちを詰め込んだ本。(高校生・女子)
現役高校生からの共感の声、続々!!
この痛みは、感情は、“青春”の一言で片づけられない!!
「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者、待望の最新刊!
切実でリアルな思いの数々を、5人の女子高生の視点から描いた連作集。
目次
- 白線と一歩
- 赤点と二万
- 側転と三夏
- 作戦と四角
- 漠然と五体
製品情報
製品名 | 青い春を数えて |
---|---|
著者名 | 著:武田 綾乃 |
発売日 | 2018年08月30日 |
価格 | 定価 : 本体1,350円(税別) |
ISBN | 978-4-06-512210-5 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 194ページ |
初出 | 「白線と一歩」は、「小説現代」2016年5月号に掲載されたものに、加筆・修正しました。その他は書き下ろしです。 |
お知らせ・ニュース
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【インタビュー動画】『響け! ユーフォニアム』著者・武田綾乃、待望の最新作『青い春を数えて』発売!少女たちの思いは複雑すぎて“青春”の一言では片づけられない?連作集という形式で表現した、“5つの視点”で描かれる青春のカタチとは?
第8回日本ラブストーリー大賞の最終候補に選ばれた『今日、きみと息をする。』が2013年5月に出版され、デビューした武田さん。第2作『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』がテレビアニメ化され注目を集める。同作はシリーズ化されており、映像化、コミカライズなど多方面で絶大な人気を博している。他の著作に『石黒くんに春は来ない』がある。本作は、青春期まっただ中の少女たちが、部活に進路、友情や恋愛、親への反抗――、数えても数えきれない複雑な思いや葛藤を抱えて、大人になっていく過程を描く連作短編集。“青春”の一言では片づけられない、切実でリアルな思いの数々を、5人の女子校生の視点で切り取った、これまでにない青春小説の傑作が誕生した。

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『青い春を数えて』重版記念! 書下ろし掌編第2弾「そして奇跡は起こる」
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関連サイト
『青い春を数えて』刊行記念! 書き下ろし掌編「青い鳥なんていらない」
PDFファイルが開きます。

追加・参考情報
【YouTube】この痛みは、感情は、“青春”の一言では片づけられない! あなたはどのお話が気になりますか?