欧化と国粋――明治新世代と日本のかたち

講談社学術文庫
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欧化と国粋――明治新世代と日本のかたち
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内容紹介

西欧文明を前に、たじろぐ明治新世代。
初めて西洋型教育を受けた彼らは、この国のかたちがどうあるべきか論争した。
政府の欧化政策に反発しつつも下からの欧化主義を唱えた徳富蘇峰。
それに反発し国粋保存を訴える志賀重昂、文化的アイデンティティ確立を模索した陸羯南、三宅雪嶺ら。
日本人は何を誇ればいいのか? 
若きナショナリズムは身悶えしていた。

目次

  • 日本語版への序文
  • 序 文
  • 凡 例
  • 序 章
  • 第一章 新しい世代
  • 第二章 明治青年と欧化主義
  • 第三章 日本人のアイデンティティーをめぐる諸問題
  • 第四章 国民意識の苦悩
  • 第五章 条約改正と民族自決
  • 第六章 精神的保証を求めて
  • 第七章 国民的使命の探求
  • 第八章 戦争と自己発見
  • 第九章 日本の歴史的苦境
  • 原 注
  • 訳者あとがき
  • 文庫版訳者あとがき

製品情報

製品名 欧化と国粋――明治新世代と日本のかたち
著者名 著:ケネス.B・パイル その他:松本 三之介 訳:五十嵐 暁郎
発売日 2013年06月11日
価格 定価 : 本体1,100円(税別)
ISBN 978-4-06-292174-9
通巻番号 2174
判型 A6
ページ数 368ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は、1986年12月に社会思想社より刊行された。

著者紹介

著:ケネス.B・パイル(ケネス.B・パイル)

1936年、ペンシルバニア州生まれ。ハーバード大学歴史学部卒業、ジョンズ・ホプキンス大学にて日本政治史を専攻し1965年、博士号取得。1964年以降、ワシントン大学教授(歴史学・アジア研究)。1974年、日本研究専門学術誌 The Journal of Japanese Studies 創刊時に編集責任者をつとめた。著書多数。日本語訳は本書のほか、加藤幹雄訳『日本への疑問――戦後の50年と新しい道』(サイマル出版会、1995年)など。

その他:松本 三之介(マツモト サンノスケ)

1926年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。大阪市立大学助教授、東京教育大学教授、駿河台大学教授を歴任。東京大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。『国学政治思想の研究』『近代日本の政治と人間』『天皇制国家と政治思想』『近代日本の知的状況』『日本政治思想史概論』『明治精神の構造』『近世日本の思想像』『明治思想における伝統と近代』『明治思想史』『近代日本の中国認識』など著書多数。

訳:五十嵐 暁郎(イガラシ アキオ)

1946年、新潟県生まれ。早稲田大学法学部卒業。1975年、東京教育大学大学院文学研究科政治学専攻修了。立教大学助手、神奈川大学専任講師、立教大学助教授、教授を歴任。立教大学名誉教授。専攻は日本政治思想史、日本政治論。『民主化時代の韓国』『新・アジアのドラマ』『明治維新の思想』『象徴天皇の現在』『日本政治論』『女性が政治を変えるとき』(共著)など著書多数。