内容紹介
新元号「令和」の出典、
『万葉集』の魅力を
現代詩の巨人が説きあかす!
現代詩人・大岡信の先見性に満ちた『万葉集』論、第五巻。
新元号の出典となった「梅花の宴」について、
日本文学史とこの宴との重要な関連を指摘。
『万葉集』を現代人が味わい楽しむ「生きた」歌集として読み解く。
大岡信が、六年間に亘って[「万葉集」に立ち向かった『私の万葉集』の最終巻。巻十七から二十。
この第五巻は「歌日記」が中心であり、万葉最末期の歌
移り行く 時見るごとに 心痛く
昔の人し 思ほゆるかも 大伴家持
天平時代の人間を生き生きと伝える、大岡信渾身の、実作者による日本美起源の鑑賞、完結。
目次
- 万葉集 巻十七
- 万葉集 巻十八
- 万葉集 巻十九
- 万葉集 巻二十
- あとがき
製品情報
製品名 | 私の万葉集 五 |
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著者名 | 著:大岡 信 |
発売日 | 2015年05月09日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290272-4 |
判型 | A6 |
ページ数 | 224ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は、1998年1月刊、講談社現代新書『私の万葉集 五』を底本といたしました。 |