哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知

講談社現代新書
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哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知
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内容紹介

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目次

  • はじめに 
  • 第一部 感情の知
  • 1 政治は感情に支配されるのか?――ポピュリズム
  • 反知性主義とトランプ現象/信仰復興運動と結びつく/ポスト真実という救世主 ほか
  • 2 地球規模の宗教対立が再燃する――再魔術化
  • 宗教多元主義の限界/ハーバーマスの三つの要求/理性と感情の弁証法 ほか
  • 3 アートこそが時代を救う――アート・パワー
  • 「アートで社会変えたい」/未来の遊園地/無限で批評的なもの ほか
  • 第二部 モノの知
  • 4 すべては偶然に生じている――思弁的実在論
  • メイヤスーの相関主義/偶然性の必然性/マルクス・ガブリエルの批判 ほか
  • 5 独立するモノたち――OOO
  • 徹底的にバラバラである/概念の曼荼羅/モノが社会の中枢を担う ほか
  • 6 非―人間中心主義の行方――新しい唯物論
  • 産業組織そのものが価値を生み出す/社会的実体と心の独立 ほか
  • 第三部 テクノロジーの知
  • 7 AIの暴走を止められるか――ポスト・シンギュラリティ
  • ロボットが意識を持つ可能性/2045年に訪れる変化/狂った理性としての非理性 ほか
  • 8 インターネットが世界を牛耳る――フィルターバブル
  • ユーチューバーへの対処/薄暗がりのウェブ/「つながり」と「閉じこもり」 ほか
  • 9 プライバシーなき時代を生きる――超監視社会
  • スノーデンとパノプティコン/リキッド・サーベイランスの問題/安由――自由のための蜂起 ほか 
  • 第四部 共同性の知
  • 10 積極的な妥協が対立を越える――ニュー・プラグマティズム
  • プラグマティズムの系譜/ニュー・プラグマティズムとマクダウェル/公共哲学としてのプラグマティズム ほか
  • 11 ポスト資本主義社会は共有がもたらす――シェアリング・エコノミー
  • コモンズの利権/第三のシステム「グローバル・ヴィレッジ・シェア」/コラボ消費 ほか
  • 12  自分と他者を同時に幸福にする――効果的な利他主義
  • 与えるために稼ぐ/リベラルな社会の定義/コスモポリタニズムからの提言 ほか
  • おわりに

製品情報

製品名 哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知
著者名 著:小川 仁志
発売日 2018年02月15日
価格 定価:924円(本体840円)
ISBN 978-4-06-288465-5
通巻番号 2465
判型 新書
ページ数 208ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:小川 仁志(オガワ ヒトシ)

1970年、京都府生まれ。哲学者・山口大学国際総合科学部准教授。京都大学法学部卒業後、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。専門は公共哲学。徳山工業高等専門学校准教授、米プリンストン大学客員研究員等を経て現職。大学で新しいグローバル教育を牽引する傍ら、商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。主な著書に、『アメリカを動かす思想』(講談社現代新書)、『突然頭が鋭くなる42の思考実験』(SBクリエイティブ)、『超・知的生産術 頭がいい人の「読み方、書き方、学び方」』(PHP研究所)、『闘うための哲学書』(共著/講談社現代新書)など。

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