精神医療ダークサイド

講談社現代新書
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精神医療ダークサイド
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内容紹介

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目次

  • 第1章 誤診
  • 精神科には誤診はない?/10分の問診で診断、投薬/発達障害については無知な精神科医/精神科病院での「暴行」/原因不明と居直る病院/薬漬けと電気ショックの末に失った言葉ほか
  • 第2章 拉致・監禁
  • 悪用される「強制入院制度」/強制入院暗黒の歴史/電気ショックは日常茶飯事/隔離病棟で10年以上の監禁生活/猫を使った必死の脱出劇/医局長ですら近づけない隔離病棟/急増する「医療保護入院」/改正精神保健福祉法で強制入院がさらに容易に/精神科を受診したこともないのに突然、強制入院ほか
  • 第3章 過剰診断
  • 「うつ病キャンペーン」の功罪/診断基準の落とし穴/自殺者の急増が抗うつ薬普及の後押しに/作成者自らが指摘するDSMの問題点/マーケティングで増える病/重症度評価もロボット頼み/早期治療の落とし穴ほか
  • 第4章 過剰投薬
  • 信じられない投薬量の果てに死亡した男性/薬物治療→電気ショックのおきまりのコース/重い副作用の恐れがある処方量の6倍/裁判所の無理解/幅を利かす「医師の裁量」/どの薬が効いているのか分からない/依存性の高い薬を子どもに投薬/知名度の高い児童精神科病院でも……/高校生女子の6・6%が抗不安薬や睡眠薬を服用ほか
  • 第5章 処方薬依存
  • 致死量を超える薬物を1回で処方/救急医が精神科医に警告/麻薬を上回る依存性がある薬品も/国際的にも非常識な投与量/病院経営のために処方薬依存にさせる!?/処方薬依存症が生み出す犯罪/アシュトンマニュアルほか
  • 第6章 離脱症状との闘い
  • 正直者の医者がバカをみる/内閣府が漫然投薬のお先棒を担いだ「睡眠キャンペーン」/睡眠薬ばらまきキャンペーンの被害者の告白/5日経っても眠れない!/減薬とのつらく長い闘い/依存症になった薬剤師の告白ほか
  • 第7章 暴言面接
  • 患者を怒鳴りつける医師/暴言・セクハラ発言のオンパレード/面接技術の底上げが急務/患者を見下す精神科医たち/信頼できる精神科医にたどり着くのは至難の業/社会に蔓延する「患者軽視病」ほか

製品情報

製品名 精神医療ダークサイド
著者名 著:佐藤 光展
発売日 2013年12月18日
価格 定価:1,012円(本体920円)
ISBN 978-4-06-288231-6
通巻番号 2231
判型 新書
ページ数 336ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:佐藤 光展(サトウ ミツノブ)

佐藤光展(さとう・みつのぶ)
1967年前橋市生まれ。立命館大学卒。神戸新聞社会部で阪神淡路大震災、神戸連続児童殺傷事件などを取材。2000年元日、読売新聞東京本社に移り、静岡支局と甲府支局を経て2003年から医療部。『こころの科学増刊 くすりにたよらない精神医学』(日本評論社)、『統合失調症の人が知っておくべきこと』(NPO法人コンボ)などに寄稿。

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