「おまえは魔法職人『ファベル族』の血を引いている--。』 5年生の春に、家族からおどろきの事実を知らされた糸川たんぽぽ。ファベル族の子どもたちが通う「ファベル学園」に転校し、魔法の勉強や工房の体験授業をこなし、学園の伝統競技「ガーラ」にも参加するなど、だいぶ学園生活にもなれてきた。 そしてむかえた2学期。ファベル学園に、異変がおきはじめた。異次元のギベール王国を訪問してきた先生や生徒たちが、つぎつぎとインフルエンザのような症状を発症し、魔法が使えなくなってしまったのだ……。
佐藤まどか1964年生まれ。1987年にイタリアへ渡り、ミラノのDomus Academyを卒業。イタリア中部のトスカーナ州・シエナ在住。2006年『水色の足ひれ』で第22回ニッサン童話大賞を、『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(講談社)で第28回うつのみやこども賞を受賞。ほかの作品に「ルンピ・ルンピ ぼくのともだちドラゴン」シリーズ(翻訳/集英社)、「マジックアウト」三部作(フレーベル館)などがある。
椋本夏夜2000年に小説『レベリオン 放課後の殺戮者』の挿絵でプロデビュー。小説「しずるさん」シリーズ(富士見書房)の挿絵や、PCゲーム「ソルフェージュ」のキャラクターデザイン、コミック『銃姫 Phntom Pain』(講談社)など、多方面で活躍中。
明かされた真実
ファベル学園にようこそ!