就職がこわい

講談社+α文庫
シュウショクガコワイ
  • 電子あり
就職がこわい
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内容紹介

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目次

第一章 就職と不安
結局、自分なんか誰も必要としてくれないんです
無業という進路
就職をあきらめるまでの四段階
リタイア型の具体例
若者が抱く「不安」の定義
会社という戦場
自分がどうなるかわからない
インターンシップで増す不安
ハッキリとした不安、曖昧な不安
でも、何をしたいかわからない
「就職試験は恐怖」
離職の理由も“人間関係”
就職活動がトラウマになる
友だちづき合いは“引き出し化”
回避される職業決定
自己効力感という自信
「いつか」を待ち続ける若者たち
疲れやすい学生が増えている
あくまで自分に合ったペースで?
大事なのは「自分らしい生活か」

第二章 『絶対内定』にすがる若者
あれ、あの気分の高まりは何だったのだろう?
学生をやる気にさせるためには
職業探しは自分探し
夢探し=就職
名指しされてわきたつ「高揚感」
自己催眠状態の必要性
熱狂の嵐が過ぎ去ったあとには
受け入れたら勝ち組なのか

第三章 就職を遠ざける五つの病理
お金のためには、働きたくない
1就職と解離
バブル崩壊と無業者と解離性障害
サバイバル術、適応としての解離
2就職と短絡
理解されない「まわり道」
3就職と自己愛
「私は特別」なはずなのに……
4就職と万能
5就職と“自分探し”
晩婚化問題と就職の共通点
自分探しを勧める危険性

第四章 「女であること」と就職未満
女の子っぽい仕事に就いて、早く結婚したい
ジェンダーフリーの世の中は幸せか
女なんだから女らしいのはあたりまえ
女らしさが進路選択を狭めるまで

第五章 就職問題の背景
この仕事は、私でなくても誰でもできる
決められない、考えてない、仕方ない
悪いのはどっちだ
「私だけへのメッセージ」を求めて
“その他大勢”感──少子化時代なのに
どこかに「私だけにしかできないこと」が?──オンリーワン幻想

第六章 打つべき手があるとすれば
あなたは人生のエキストラでは絶対にない
仕事はすべてを解決してくれない
自立を阻む親のエゴ
ひとりひとりに届くメッセージとは
おわりに

製品情報

製品名 就職がこわい
著者名 著:香山 リカ
発売日 2008年02月21日
価格 定価:649円(本体590円)
ISBN 978-4-06-281178-1
判型 A6変型
ページ数 240ページ
シリーズ 講談社+α文庫
初出 ’04年2月、小社より刊行された『就職がこわい』を文庫収録にあたり加筆、改筆。

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