火除け地蔵 立ち退き長屋顛末記

講談社文庫
ヒヨケジゾウタチノキナガヤテンマツキ
  • 電子あり
火除け地蔵 立ち退き長屋顛末記
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内容紹介

長男一家が行方知れずの富蔵お熊の夫婦、病弱な妻を抱える八百屋の正市、暴力夫から逃れてきたお静、拾い子のお染……深川の弥次郎兵衛長屋の火除け地蔵は、そんな住人たちを見守っていた。ところが一帯を火除け地として空き地にしたいお上は、破落戸(ごろつき)どもを使って住人たちに立ち退きを迫ってきた。物言えぬ地蔵が引っ越せないみんなを心配する、文庫書下ろし人情シリーズ第一作。(講談社文庫)


おれたちはワガママかい? お地蔵さんよ。

立ち退き騒動に揺れる弥次郎兵衛(やじろべえ)長屋。
脅しにめげず、残るは六世帯十人。
物言えぬ地蔵がひたすらみんなを心配する物語、
はじまりはじまり……

なにもお上に楯突こうってわけじゃない。
火除け地にするから出てけ、って言われても、
誰かを待ってたり追われてたり、事情を抱えた者ばかり。
お地蔵さんのいる、この長屋に住み続けたいだけなのに。
破落戸(ごろつき)どもを寄越して子供さらうなんざ、ひどいじゃないか。

時代小説文庫書下ろし新シリーズ!

製品情報

製品名 火除け地蔵 立ち退き長屋顛末記
著者名 著:楠木 誠一郎
発売日 2012年03月15日
価格 定価 : 本体600円(税別)
ISBN 978-4-06-277223-5
判型 A6
ページ数 336ページ
シリーズ 講談社文庫

著者紹介

著:楠木 誠一郎(クスノキ セイイチロウ)

1960年福岡県生まれ。日本大学法学部卒業。出版社勤務を経て、'96年『十二階の棺』(講談社ノベルス)でデビュー。'99年『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で日本文芸作家クラブ大賞を受賞。主な著書に『平清盛は名探偵!!』(講談社青い鳥文庫)、『モーツァルト毒殺!?』(講談社YA! ENTERTAINMENT)、『日本を創った偉人たち366日』(講談社+α文庫)、『秋山好古と秋山真之』(PHP文庫)、「〈浪漫探偵社〉事件ファイル」シリーズ(ポプラ社)など。時代小説文庫書下ろしでは「武蔵三十六番勝負」(角川文庫)、「よろず引受け同心事件帖」(学研M文庫)、「若衆髷同心推理帖」(ベスト時代文庫)などのシリーズがある。本シリーズ「立ち退き長屋顛末記」で、物言わぬ地蔵の視点から長屋の人情を描く新機軸時代小説に挑む。

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