子どもの脳の発達 臨界期・敏感期

講談社+α新書
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子どもの脳の発達 臨界期・敏感期
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内容紹介

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目次

はじめに

第一章 早期教育はなぜはやるのか
勉強に固執する日本人
民主主義の萌芽は明治維新
第二次世界大戦後の平等主義
儒教の影響と寺子屋システム
乏しい資源のなかで
ベビーブーマーの受験戦争
「世界文学全集」とオルガン教室
大衆教育社会日本
セカンド・ベビーブーマー
フリーター増加が意味するもの
親の懸念
幼児期からの習い事
幼稚園では遅すぎる?
アメリカでも評判に
新行動主義心理学
井深大氏の幼児教育論
生まれてからでは遅すぎる?
生まれたときの記憶
誕生時の記憶の非科学性
記憶の不確実さ
胎児の能力と早期教育

第二章 臨界期の登場
科学的なよりどころ?
「臨界期」の誕生
コンラッド・ローレンツ
トゲウオのテリトリー
インプリンティングの発見
インプリンティングの臨界期
神経電気生理学が脳科学に貢献
若き神経生理学者の発見
片眼遮蔽実験
シナプス競合
臨床家ハッテンロッカー
神経細胞の特異構造ミエリン
さまざまな神経疾患の脳病理
シナプスを数える
グリーノウの研究
環境と脳構造を系統的に見る
誤用されるグリーノウのデータ
狼少女カマラ
カマラの真相、ネグレクトか
ジニー事件
レネバーグの仮説
第二言語習得の臨界期
ニューポートの実験
三歳児神話
ボールビーの愛着関係論
ハーローの針金の母ザル
クラウスの新生児愛着理論
ヤギの母子関係

第三章 臨界期神話にメスを入れる
刷り込み現象は人間にもあるか
視覚野の臨界期
ハッテンロッカーのデータの誤解
グリーノウの実験の問題点
言語習得の臨界期
クラウスはなぜ番外か

第四章 早期教育の有効性と弊害の可能性
早期教育の理論は正しいか
天才一家の出現
正当化する科学的根拠はない
早期教育に効果はあるのか
早期教育に害はないか
早期教育をどうとらえるか
早期教育をやってみたいのだが
早期教育にはメリットがないのか

脳の発達と早期教育─あとがきに代えて
脳科学でどこまで分かるか
ロバストな子どもの発達の力

製品情報

製品名 子どもの脳の発達 臨界期・敏感期
著者名 著:榊原 洋一
発売日 2004年07月21日
価格 定価:859円(本体781円)
ISBN 978-4-06-272253-7
判型 新書
ページ数 202ページ
シリーズ 講談社+α新書

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