内容紹介
日本人の中には「海」がある。なぜ田植えのときにイワシを食べるのか。山村でも神事の供え物には海の魚を使うのか。日本文化の基層としての海洋性。村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」。知られざる海の生活から見えてくる「もう一つの日本」。柳田国男以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考。(講談社選書メチエ)
知られざる海の生活から見るもう一つの日本 日本人の中には「海」がある。村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」をキイワードに柳田以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考
目次
- 序章 「海洋性」を抱く「山島」
- 第1章 海洋性とは何か
- 第2章 地先沿岸漁村という世界
- 第3章 海を求めた日本人
- 第4章 地先沿岸漁村の交流のかたち
- 第5章 出漁漁民の移住集落という世界
- 終章 日本文化の基層としての「海洋性」
製品情報
製品名 | 漁民の世界 「海洋性」で見る日本 |
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著者名 | 著:野地 恒有 |
発売日 | 2008年05月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258412-8 |
通巻番号 | 412 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 220ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |