身体の哲学 精神医学からのアプローチ
電子あり

身体の哲学 精神医学からのアプローチ

シンタイノテツガクセイシンイガクカラノアプローチ

講談社選書メチエ

人は皆やっかいな身体を生きている

心と体は別ものではない。互いに交差し合い、しかも他者のからだへと開かれている。拒食症、解離症、境界例などの心-身に関わる病例に依りながら、「こころ」と「からだ」の問題を根底から問い直す。

【目次】
はじめに
第一部 身体という原点
第一章〈エス〉から始めよう
1 心身問題
2 グロデックの思想
3 生命的主体としての〈エス〉
4 十字架を背にしたキリスト
第二章 身体の精神病理学
1 基礎学問としての精神病理学
2 人間学的実存論
3 精神疾患をどう名づけるか

第二部 身体の諸相
第三章 疎外する身体 拒食/過食症
1 女子高生の症例
2 「拒食/過食症」
3 ボディイメージと自己の成立
4 被投性と「私」
5 自己肯定感の希求
第四章 乖離する身体 解離症
1 男子専門学校生の症例
2 歴史から見た解離
3 「解離症」
4 主体性の欠如と解離感
5 解離の症候論
6 過剰身体の乖離
7 ハイマート
第五章 癒合する身体 境界例
1 女子大生の症例
2 境界例の歴史
3 陳述のもつ身体性
4 境界例感と投影同一化
5 間身体性における非人称の主体
6 自己存在の問い

第三部 身体の構造
第六章 生のキアスム
1 二重の身体とノスタルジー
2 ハイマートと一次愛
3 関係としてのキアスム
4 「私」という存在
第七章 時間としての身体
1 身体の声を聞く
2 身体のセクシュアリティ
3 キアスムと癒し
4 それぞれのキアスム
5 ハイマートから未来へ

おわりに
参考文献
索引


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目次

はじめに
第一部 身体という原点
第一章〈エス〉から始めよう
1 心身問題
2 グロデックの思想
3 生命的主体としての〈エス〉
4 十字架を背にしたキリスト
第二章 身体の精神病理学
1 基礎学問としての精神病理学
2 人間学的実存論
3 精神疾患をどう名づけるか

第二部 身体の諸相
第三章 疎外する身体 拒食/過食症
1 女子高生の症例
2 「拒食/過食症」
3 ボディイメージと自己の成立
4 被投性と「私」
5 自己肯定感の希求
第四章 乖離する身体 解離症
1 男子専門学校生の症例
2 歴史から見た解離
3 「解離症」
4 主体性の欠如と解離感
5 解離の症候論
6 過剰身体の乖離
7 ハイマート
第五章 癒合する身体 境界例
1 女子大生の症例
2 境界例の歴史
3 陳述のもつ身体性
4 境界例感と投影同一化
5 間身体性における非人称の主体
6 自己存在の問い

第三部 身体の構造
第六章 生のキアスム
1 二重の身体とノスタルジー
2 ハイマートと一次愛
3 関係としてのキアスム
4 「私」という存在
第七章 時間としての身体
1 身体の声を聞く
2 身体のセクシュアリティ
3 キアスムと癒し
4 それぞれのキアスム
5 ハイマートから未来へ

おわりに
参考文献
索引

書誌情報

紙版

発売日

2006年12月09日

ISBN

9784062583763

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

376

ページ数

268ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年07月24日

JDCN

0625837600100011000H

著者紹介

著: 野間 俊一(ノマ シュンイチ)

1965年生まれ。京都大学医学部卒業。ドイツ・ヴェルツブルク大学精神療法・医学心理学研究所を経て、京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座精神医学講師。精神科医、医学博士。専門は、思春期青年期精神医学、心身医学、精神病理学。主著書に『エスとの対話 心身の無意識と癒し』『ふつうに食べたい 拒食・過食のこころとからだ』『身体の哲学 精神医学からのアプローチ』などがある。

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