火薬のはなし

ブルーバックス
カヤクノハナシ
  • 電子あり
火薬のはなし
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

爆発と燃焼は、どう違うのか。
爆発の巨大なエネルギーの正体は?

小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げたM-Vロケットは、全段が固体ロケット推進薬で構成されていました。実は「爆発する物質」は、我々のまわりに無数にあります。意外なことに、火薬にとっ.ての絶対条件は、必要ない時は「絶対に爆発しないこと」なのです。
 燃焼、錆び、生命の代謝、爆発。これらのすべての現象に共通なのは「酸化」です。どれもが物質が酸素と結びつく酸化現象なのですが、大きな違いは、そのスピードにあります。
 火薬は、人類の文明を築いた原動力の一つであると当時に、大いなる不幸を人類にもたらしました。すべては、瞬間的に放出されるその膨大なエネルギーによります。
 本書は、火薬の化学的側面だけでなく、宇宙ロケットやエアバッグなどの実用的な利用から、打ち上げ花火と「玉屋」「鍵屋」のエピソードまで、火薬のすべてを分かりやすく解説します。

目次

  • まえがき
  • 第1章 火薬の原理
  • 1-1 普通の化学物質と火薬の違い/1-2 化合火薬の原理/1-3 混合火薬の原理/1-4 化学反応からみた爆発の考察/1-5 火薬は燃料としては最強ではない!
  • 第2章 サイエンスの視点で見た火薬
  • 2-1 高エネルギー物質/2-2 高性能爆薬/2-3 起爆薬/2-4 熱発生剤――テルミット/2-5 ガス発生剤/2-6 耐熱爆薬/2-7 困りものの爆発物
  • 第3章 実用化されている火薬
  • 3-1 黒色火薬/3-2 ロケット推進薬//3-3 硝酸アンモニウムを使った爆薬/3-4 ダイナマイト
  • 第4章 花火
  • 4-1 花火の歴史/4-2 おもちゃ花火/4-3 打ち上げ花火/4-4 仕掛け花火/4-4 伝統花火/4-6 花火に使われる化学物質/4-7 花火のサイエンス/4-8 花火の安全
  • 第5章 火薬のいろいろな使い方
  • 5-1 着火・起爆装置/5-2 火薬を使った発破/5-3 ロケット・人工衛星/5-4 緊急時に使われる火工品/5-5 自動車用安全装置/5-6 金属を無理矢理くっつける?/5-7 ドカンと一発! ダイヤモンド合成/5-8 物理探査――月面で人工地震を起こす/5-9 大深度地下探索/5-10 医療への応用/5-11 遺棄・老朽化学兵器の無害化処理
  • 第6章 国内の法令および国際的な取り決め
  • 6-1 法令で定義する化学物質の危険有害性/6-2 法令はインターネットで検索できる/6-3 日本における火薬の定義/6-4 国際的な取り決め/

製品情報

製品名 火薬のはなし
著者名 著:松永 猛裕
発売日 2014年08月21日
価格 定価 : 本体980円(税別)
ISBN 978-4-06-257879-0
通巻番号 1879
判型 新書
ページ数 264ページ
シリーズ ブルーバックス

オンライン書店で見る